交野市議会議員 松本 直高Naotaka Matsumoto Official Website

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交野市議会令和5年第一回定例会雑感

2023.03.29

3月27日に終わりました交野市議会の3月議会は混迷を極めました。

それもこれも、小中別々で整備ではなく、一中校区の施設一体型小中一貫校を進めることと、水道料金の値上げについて、先の市長選の公約や就任当初の所信表明とは、全く異なる方針を山本市長が打ち出しながら、やることややれることをやらず、議会のせいにしようとしたからです。

例えば、小中一貫校の場合、山本市長は、市長に就任後、一度たりとも施設一体型小中一貫校整備の工事を止めてはおらず、来年度の予算案でも、その整備に関する費用計上は、継続されていましたし、何より公約であった小中別々で整備に関係する予算は、一切、計上されていませんでした。

私は、もともと、施設一体型小中一貫校や破綻寸前の水道料金の値上げには、賛成している立場ですので結構なことですが、山本市長の公約を信じて、先の市長選で彼を応援した方々は、たまったもんではないでしょう!

しかし、議会人として残念なことに、3月議会の最終日、一般会計予算案の採決でフタをあけてみれば“市長の政策や施政方針と異なる予算案なんて審議に値しない”として、来年度の一般会計予算案の審議を拒否して議場を退場した私以外、取ってつけたような付帯決議は可決されましたものの、一般会計予算案は、出席者全員で異議なく承認され簡易採決で可決されました。

謂わば、山本市長から“コケ”にされたような共産党議員と松村議員においても、パフォーマンスみたいな修正案を提出した後、それが否決されたのにも拘らず、なぜか原案に賛成しました。

先の施設一体型小中一貫校の整備の是非を問う住民投票条例を求める住民運動もそうですが、いったい何のために議員をやっているんでしょうね?

有権者を煽るだけ煽っておいて、その結果に対してキチンと責任を取らない政治家は、私は政治家に値しないと考えます。

山本市長に説明責任を問う前に己が結果責任を取るべきです。

議員としてのこれといった実績も無く、ただ、生活費が欲しさに議会で数合わせだけに存在する議員なんて、本当にいりません!!

有権者の皆様におかれましては、これからは、どうか信じたいことを信じるだけでなく、しっかりと“真実”を確かめて、大事な判断を行って頂きたくお願い申し上げます。

一般質問~一部抜粋~

市長の権限について~裁量権の範囲について~

問 裁量権について住民監査請求や訴訟が提起されているが把握しているのか?

答 市長の裁量権の行使に関する種々の争訟について、裁量の逸脱・濫用が認定された裁判例はもちろん、行政不服審査や住民監査で不当と判断されるケースも多く、その一因は市長と被処分者との認識の齟齬や社会通念上の概念との乖離にあると考えており、慎重に判断する必要があります。

意見 市長は市政において万能ではなくその権限も無限ではない。自らが賠償責任を負うことにもなりかねない。

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